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「・・・っわぁ」
「無事か?」
「十夜、これって・・・」
眼下は鬱蒼と茂った木々で覆い尽くされ、顔を上げれば視界いっぱいに星空が広がっていた。
目の前には夜月のお山の黒いシルエットが。
頭だけで背後を振り返ると、町の明りがまるでクリスマスのイルミネーションのようだった。
「・・・すごい。 空、飛んでる」
「さすがに重い。そろそろ降りるぞ」
「もう、人が感動している所にその台詞は無いんじゃない?」
「別にそなたがどうこうという意味ではない。この刀を持って浮くのが辛いということじゃ」
「刀・・・?」
言われてから自身の体を支えている棒を良く見てみると、それは神社から借りたあの霊刀だった。
その両端を十夜が上から持ち、鉄棒のように私がぶら下がっている。
「そっか、この刀なら十夜にも触れるんだっけ・・・」
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